今回のバージョンの目玉はセマンティック検索の画像対応かと思いますが、そこはレビューしません。
その他のいい感じでアップデートされた箇所をを紹介します。
※いいなと思った機能だけなので全てレビューしてません
リリースノートはこちらから
クイックオープン
完全アクセス権が無い場合の制限が追加→セキュアに
検索結果がグルーピングされて解りやすく
トランザクション系
より細かい制御が出来る設定追加
スクリプトステップ全般
スクリプトのオプションが多くの人がする設定がデフォルトに。
[レコード/検索条件/ページへ移動] で[次の]を設定したら[最後まできたら終了] はオンに。
レコードの確定はデフォルトがオフになったのでダイアログが表示しないように。
[対象レコードの絞り込み] スクリプトステップに [索引なしで検索] オプションが追加
検索速度が上がると書いているが、どういう理屈なのか不明。
対象レコードが少ない場合に、あえて索引無しで検索して索引を作らないから速くなる・・・ということなのかもと思って、実行してみたら索引が出来た。
ExecuteSQLe 関数
ついにエラー箇所が解るように。これでどこのフィールド名が間違っているのかすぐ解るように。
(例)
※boxというテーブルオカレンスのみ存在します。
appleというフィールドは存在しないのでエラー
box1というテーブルは存在しないのでエラー。この場合、appleというフィールドも存在しないのですが、テーブルから判定されるようです。
Get (使用可能システムストレージ) 関数
アラートとしてどこかに入れておくと良いかも。
レイアウト計算
レイアウトに配置した後に、テーブル名、フィールド名を変更したら他のFileMaker Proの動作と同じように自動的に変更されるように。
何故、リリース時から実装されてなかったのか不思議。
既知の問題として、下記問題があります。
前のバージョンの FileMaker Pro で作成された場合:
レイアウト計算にテーブル参照のないフィールド参照が含まれている場合、ブラウズモードで表示される結果が「?」になる。
まだ未完成の機能だと予想して使ってなかったのは正解でした。
デフォルトテーマが設定できるように
テーマの管理から設定出来る。
[制限値以外の入力時にカスタムメッセージを表示] オプション
フィールドオプションでの入力値の制限はエラーダイアログの制御が出来なかったので、何の入力制限でエラーが出ているのか解りにくくありました。ですので、スクリプトトリガで入力制限した方がカスタムダイアログで解りやすく作ることが出来ました。
その部分が改善されています。
エラー内容によったエラーダイアログの表示がついに出来るようになりました。
[制限値以外の入力時にカスタムメッセージ]の部分に「指定...」ボタンが付いて計算式が入力できるように鳴っています。りんごorみかんが入力された場合に警告する
ようにしています。
計算値で制限の計算式も設定する必要があります。
結果
[環境設定] ダイアログボックスの名前が [設定] に
???
メール送信スクリプトステップまわり
開発者が悩むFileMaker Proとメーラーの相性問題。
サポートしないメールクライアントが見つからない場合
デフォルトのメールクライアントがOutlook (Windows) または Mail.app (macOS)で無い場合
判定できるように。
バグフィックス
macOS: 新しいファイルを作成してから [名前:] フィールドにファイル名を指定して Mac にファイルを保存した場合、コピー、カット、ペースト、すべてを選択、元に戻す、および再実行のキーボードショートカットが機能しない。
自分の環境だけかと思っていたら、バグだったのか。
macOS: レイアウトモードで、オブジェクトを水平にドラッグしながら shift キーを押して移動方向を制限すると、オブジェクトが正しく水平に移動せず、垂直方向のみに移動する場合がある。
自分の変なクセのせいだと思ってたら・・・
Apple シリコン搭載 Mac: レイアウトモードでオブジェクトを選択してインスペクタを開いた状態で、カラーパレットの一番上の行からグレーをテーマの色の領域にドラッグしてから、このカスタムカラーの暗いバリエーション (黒) をクリックして選択したオブジェクトに適用した場合、オブジェクトの色が選択した色ではなく紫に変更される。
そんな手順で再現出来たのか・・・
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