※この記事はシリーズです
FileMaker Server 15で追加された項目についてポイントをまとめました。
<全体的な強化>
FileMaker Go および FileMaker WebDirect クライアントに加え、ユーザ接続ライセンスを使用する FileMaker Pro クライアントがサポートされるようになりました。
<Admin Console:一般設定>
・[電子メール通知]タブ
「サーバー証明書を検証しない」チェックが追加されました。
<Admin Console:データベースサーバー>
・[セキュリティ]タブ
1.「SSL接続」内容が追加されました。CLI コマンドを使用せずに Admin Console から直接証明書署名要求 (CSR) を作成できます。また、サーバーで使用されている現在の SSL 証明書に関する情報を表示できます。(中間 SSL 証明書、ワイルドカード SSL 証明書、サブジェクトの別名 (SAN) SSL 証明書)
2.「パスワードで保護されたデータベースを要求」チェックが追加されました。ファイルをアップロードするときに、アクセス権セットでパスワードを設定していない場合は、サーバーでホストすることができません。チェックを外した状態は、FileMaker Server 14の時と同じ仕様です。
(SSL接続の「要求の作成...」で表示されるダイアログ)
・[ログ]タブ
「詳細な使用状況のログ」内容が追加されました。
クライアント接続および最もサーバーリソースを必要とするクライアント要求である最長呼び出しの使用状況を記録できます。
[ログビューア]に画面を切り替えてログを確認することができます。「セキュリティ:」キーワードを使用することで、セキュリティ機能に関連するログメッセージを表示することもできます。