※この記事はシリーズです
FileMaker Pro 15では、スクリプトワークスペースに改善および挙動変更がありました。
[スクリプトワークスペース] と [計算式の指定] ダイアログボックスで操作を元に戻すことができるようになりました。
スクリプトパネルの表示できる横幅の最大サイズが大きくなりました。
[スクリプトワークスペース]を閉じるショートカットキーに変更がありました。
その他の挙動変更
<元に戻す>
[スクリプトワークスペース] と [計算式の指定] ダイアログボックスで操作を元に戻すことができるようになりました。
▼ショートカットキー
Windows:Ctrl + Z
OS X:Command + Z
※実行するたびに、直前の動作を元に戻します。
▼スクリプトワークスペースの場合
・スクリプトを保存した後も実行可能
・スクリプトワークスペース上でタブに表示している間有効
・スクリプトタブを閉じたり、ファイルを閉じた後には実行不可能
▼[計算式の指定]ダイアログボックスの場合
・計算式のダイアログを開いている間実行可能
<スクリプトパネルの表示幅>
スクリプトワークスペース上でスクリプトパネルの表示幅を変えることができますが、その最大サイズが大きくなりました。
長いスクリプト名をすべて表示したい場合には、表示幅を広げて見ることができます。
<ショートカットキー>
[スクリプトワークスペース]を閉じるショートカットキーに変更がありました。
基本的には、スクリプトをタブに開いていても全て閉じていてもスクリプトワークスペースそのものを閉じる動きをしますが、今回の変更は、スクリプトをすべて閉じている場合の動きです。
▼[スクリプトワークスペース]を閉じる
Windows:Alt + F4
OS X:command + shift + W
▼スクリプトをすべて閉じている場合には、下記のショートカットキーも有効
(FileMaker Pro 14では無効でした。)
Windows:Ctrl + W OS X:Command + W
<その他の挙動変更>
・スクリプトの中でコメントを使用している場合、再編集するときの内容選択の挙動が変更されました。
FileMaker Pro 14:内容全選択
FileMaker Pro 15:内容の先頭へ移動
※今回の変更で、内容を全選択していることに気付かず誤って内容を消して確定してしまい泣く泣くスクリプトを書き直す…といった悲劇を避けられる確率が上がったかもしれません。
・Windows
スクリプトワークスペースを開く時の表示速度が向上しました。
また、スクリプトを編集・保存した時に、意図しないステップ位置に飛んでしまうことがありましたが、ステップ位置が保持されるよう修正されました。