20160516・0517・0518追記
内容説明に誤りがございましたので、修正内容を反映いたしました。既に当記事をお読みいただいた方は、念のため再読くださいましたら幸いです。大変失礼いたしました。
※この記事はシリーズです
FileMakerでは、フィールドで、多くのまたはすべてのレコードに対し同じテキスト、数字、日付、時刻値を使用する場合は、それらの値を含む値一覧を作成できます。
FileMaker Pro 15では「ポップアップメニューの表示をドロップダウンリストと同じ表示に設定できる」機能が追加されました。(20160516修正/0518画像差替)
<機能説明>
上記はヘルプより引用しています。
それでは、画像を用いながら今までと新しい動きを比較して確認してみましょう!
(例)
下図は表示される値のサンプルです。右側「ポップアップメニュー」の項目に注目してください。
・値1フィールドにはソート順を入力しています。 ・値2フィールドは値を入力しています。 ・これらの値1と値2を使った値一覧を作成し、各ポップアップメニューに設定しています。
・上図青枠内以外の全フィールドは同じフィールドです。「001」という値が保存されています。
▼各設定に応じた表示とポップアップメニューの表示
今までは、ポップアップメニューの設定時、必ず値一覧の内容と同一の値が画面上に表示されていましたが、FileMaker 15 では、1つ目の値(保存される値)を画面上に表示させることができるようになりました。(20160516修正/0517・0518画像差替)
<設定方法>
・フィールドの2番目の値を利用する値一覧を用意
・2番目のみを表示するオプションにチェックを入れている
レイアウトモードでインスペクタを表示し、4つ目のタブへ切り替えます。(インスペクタの表示方法はこちら)
[コントロールスタイル]からポップアップメニューを選択し、フィールドに設定する値一覧を選択します。
その後「値一覧でデータ書式を上書き」にチェックを入れます。
<気を付けるところ>
ポップアップメニューの「値一覧でデータ書式を上書き」設定をしたフィールドには、若干の注意が必要です。
フィールドに表示されている値と、実際に保存されている値が異なるためです。
フィールドに保存される値は、表示の有無にかかわらず値一覧の「1番目の値」ですのでご注意ください。