FileMaker 19 不具合

どんなソフトウェア製品にも不具合はあるものです。

普段お使いのスマートフォンや、そのアプリもよくアップデートで修正されていますよね。


FileMaker プラットフォームも同様でして、新しいバージョンが出た時は不具合を含んでいるものです。

下記でFileMaker プラットフォームの不具合の報告を見ることが出来ます。掲載されているもの全てが不具合というわけではありません。


https://community.claris.com/ja/s/topic/0TO0H000008OQSOWA4/不具合の報告?viewMore=1


あくまで、報告者の環境で意図せぬ動きが起きたという報告であることに気をつけてください。ですので、その事象が別の環境でも再現するかテストすることで、FileMaker プラットフォームの品質向上に貢献することが出来ます。

報告者によってサンプルファイルが提供されていれば、ダウンロードして再現したか報告するだけでもOKです。



FileMaker 19 不具合報告

FileMaker 19 プラットフォーム で気になった不具合報告としては下記があります。

タイトルは解りやすい様に編集している場合があります。

※2020/06/12現在の情報です


■FileMaker Pro 19 で 「ヒラギノ 角ゴ」フォントが利用できない

このフォントを使ってた方は注意です。

詳しい話は、フォントのややこしい話なので、スレッド見てください。


https://community.claris.com/ja/s/question/0D50H000080AH8zSAG/filemaker-pro-19-で-ヒラギノ-角ゴフォントが利用できない



■FileMaker 19 を起動したままライト/ダークモードを切り替えるとスクリプトワークスペースの文字が変更されない

頻繁にダークモード←→ライトモードを切り替えることはないので、FileMaker Pro 19 を再起動すれば良い話かと思いきや、時間帯によって変更される設定がmacOSには存在します。

確かにめんどくさい。


https://community.claris.com/ja/s/question/0D50H00007xjSReSAM/filemaker-pro19



■エラー直後のスクリプトでユーザによるキャンセルがあった場合に、エラーを1で更新しない

今回私が見つけた不具合です。FileMaker 19 プラットフォームに限った話ではなく、前のバージョンからの不具合です。


https://community.claris.com/ja/s/question/0D50H00007zAMnISAW/エラー直後のスクリプトステップでユーザによるキャンセルを


なぜ見つけたかというと、定期的にインポートする必要があるファイルを取り込む時に、本番テーブルに取り込むのは危険なので、一時的な別のテーブルへ取り込んでから、データをチェックして本番テーブルに取り込む。

という処理を作りました。


エラーが更新されないスクリプト

インポートする前に一時的なテーブルにデータがあると前のデータを取り込んでしまう可能性も出てくるので、「テーブルデータを削除」スクリプトステップ(2行目)を実行してから、「レコードのインポート」スクリプトステップ(3行目)のインポートダイアログを表示していました。

インポート時にユーザにファイルを選ばせるので、キャンセルボタンを押した場合を考慮して、「Get(最終エラー) = 1」という判定を入れていました。(その場合はそこでスクリプト終了)


ここで、何回かテストをしていると時々インポートをキャンセルしたのに、スクリプトがそこで終了せずに実行されている様な動きがありました。

スクリプトデバッガを使って確認すると、テーブルにレコードが存在しない場合は「テーブルデータを削除」スクリプトステップはエラー:3を返していました。

これは知らなかった。

その次の行でインポートをキャンセル(3行目)すると、最終エラー:3のまま進み、ユーザにキャンセルされた場合に返すエラー:1で更新されていないことに気づきました。


動きとしてはおかしいと思うのですが、仕様の可能性もあるのでFileMakerのバージョンを遡って確認すると、下記バージョンで再現することが解りました。


macOS Catalina 10.15.4

  • FileMaker Pro 15 Advanced 15.0.3

  • FileMaker Pro 16 Advanced 16.0.6.500

  • FileMaker Pro 17 Advanced 17.0.5.502

  • FileMaker Pro 18 Advanced 18.0.3.317

  • FileMaker Pro 19

  • FileMaker Pro 19 (ホスト)→FileMaker Go 19.0.1.88(iOS13.4.1)

  • FileMaker Pro 19 (ホスト)→FileMaker Go 18.0.3.325(iOS13.4.1)

  • FileMaker Pro 18 Advanced 18.0.3.317(ホスト)​→FileMaker Go 18.0.3.325(iOS13.4.1)

  • FileMaker Pro 18 Advanced 18.0.3.317(ホスト)​→FileMaker Go 17.0.5.500(iOS13.4.1)


また、下記バージョンでは正しく最終エラーを返しました。

Windows10​

  • FileMaker Pro 8.5v1​


全てではないかもしれませんが、下記スクリプトステップでも再現できます。

ユーザによるキャンセルが出来る系のスクリプトステップは対象でしょう。

  • レコードのインポート

  • レコードのエクスポート​

  • 印刷

  • 印刷設定​

  • レコードを Excel として保存

  • レコードを PDF として保存​

検証環境が用意出来なかったので、FileMaker Pro 15 より前のバージョンは検証していませんが、おそらく拡張子が「.fmp12」(Ver12以降)になってからの不具合ではないかなと思います。

この辺、環境がある方は検証して欲しい。


回避方法

適当なスクリプトステップを挟めばOKです。


まとめ

不具合の検証を一人でやるには大変な場合があります。


また、問題の解決の為には、問題の切り分けが重要です。自分が開発中のファイルでのみ発生する事象は自分のバグの場合が多いです。(意図せぬトリガとか)FileMaker の不具合かどうか判定するには新規でファイルを作成して、他の環境で再現可能な状況を作る必要があります。そのファイルをClaris Community の不具合報告にアップロードすれば検証に協力してくれる人たちが出てくるでしょう。


必ず再現可能なファイルが作れるわけでもありませんので、そういう場合は画面を動画で撮ってアップロードすると良いでしょう。




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