FileMaker の資格認定が最近はじまりました。
今まではバージョン毎にあったので、毎年新しいバージョンが出たら取りに行くことを繰り返していましたが、今回からは「取得してから2年間有効」と変更になりました。
当社的には毎年行かなくて良くなったので少し楽に。
FileMaker 資格認定 取得までのプロセス
取得までのプロセスをまとめておきます。
試験内容については秘密にする約束なので書いていません。
試験勉強
公式サイトで試験についての説明があります。
下記PDFを読んで勉強しましょう。
「Claris FileMaker 資格認定 学習ガイド」
勉強のベースとしてよく出来ていると思います。ここからヘルプやその他ドキュメントを参照すると良いでしょう。
下記分野から出題されます。
試験結果も、それぞれの分野での正解率が表示されますので、試験を受けた後であれば正解率が低い分野を勉強しましょう。
データベーススキーマの定義
レイアウトの作成
計算式の操作
スクリプトの操作
FileMaker システムの保護
FileMaker システムの展開
データの統合
実際に手を動かして勉強しましょう。脳内でFileMakerが再現出来るようになればOKです。
試験中動かせるFileMakerは脳内だけです。
試験の予約
ピアソンVUEという会社が試験を運営しています。
下記から予約します。試験会場はあちこちにありますので行きやすい所へ・・・
最初にアカウントを作る時に英語の住所を入力する箇所があるのですが、住所にカンマを使用するとアカウントがロックされてサポートセンターに連絡して解除しなければいけなくなる時があります。
私は上記が理由によりアカウントがロックされました。
同様の事例
・【住所にカンマ(,)厳禁!】ピアソンVUEで試験を申し込むときに注意すべきこと
・Pearson VUEでスケジュールのページから画面遷移しない件
受験料:19,800円(税込、2021年4月現在)
知識の証明のための金額です。
試験前日
身分証、試験会場までの道順を確認。
よく寝てベストコンディションで行きましょう。
試験当日
試験場では勉強出来る場所があまりないので、直前まで勉強したい人は近くの喫茶店にでも行きましょう。
試験はパソコンで行います。
クーラーが効いた部屋の場合が多いですが、ブランケットの貸し出しがあったと思います。
最近の事情ではマスクをしたままでの試験を求められました。息がしやすいマスクで行きましょう。脳には酸素が必要です。
試験内容については書けませんが、問題文で「下図を見て回答しなさい」と書かれているのに図が出ないことが過去にありました。そういうこともあります。
試験会場を予約しても「配信不具合」が理由により別の会場や時間に変更になる場合があります。それによって試験勉強時間が短くなり、別の会場になったとしても不具合はそのままの場合があります。
試験開始のボタンがマウスで押すことが出来ない不具合に遭遇したので、キーボード操作でなんとか開始したこともありました。そういうこともあります。
日本語がおかしい箇所があったりしますが、そこは空気を読んで回答しましょう。
最後に試験終了のボタンを押せば、試験していたパソコンの画面に「PASS」と出るハズです。
出なかった人は・・・・、また頑張りましょう。
試験後
受付へ行くと試験結果が印刷された紙を貰えるかもしれません。
試験結果の紙は必ず貰えるものではなく、保証されたものではありません。
ピアソンVUEから「ウェブサイト上でご確認いただくものが正規の手段であるとのことでございます。」との回答を貰っています。
機器トラブルで試験結果が貰えなかった時が過去2回程あります。
試験結果が貰えなかった場合はピアソンVUEのウェブサイトで確認することが出来るはずですが、サーバのトラブルによってしばらく見れないこともあります。過去1回見れないことがありました。
試験結果が印刷されず、ログインして見ようとしても見れない場合もあります。
ピアソンVUEの別試験に関わる事象に起因してシステムへの負荷が集中して影響を及ぼしたそうなのですが、その対応は検討中としかお聞きしていないので、再発するかもしれません。
ですので、テスト結果はすぐに貰えないかもしれないと頭の片隅に置いておきましょう。
認定証の受領
私の場合は試験の次の日に認定証がメールで送られてきました。
FQAには「認定証一式は、試験合格後、約2~3週間でEメールで発送されます。」と書かれてあるので、私の場合は早かったようですね。
綺麗に印刷して飾りましょう。
再試験
残念がら試験に落ちてしまった場合は、試験結果の正解率が低い所を優先して勉強しましょう。
試験勉強ですが、なるべく試験後すぐに手を動かして試験問題を再現するのが良いと思います。
2週間空けてすぐにテストを予約しましょう。試験の傾向が解ればテスト勉強しやすいですし、覚えている内に再試験するのがベストです。
まとめ
テスト内容は「そもそもそんな変な設計はしないだろう」という内容もありますが、だからこそ、どういう動きをするか脳内で再現できるということは、それだけ使い込んでいることの証明になるのかなと思います。
また、全く使わない分野や機能を勉強する機会になるので、最低限の広く浅い知識が身につくと思います。例えば、ESSや外部認証は使わない人も多いと思います。こういう機会でもないと勉強する機会はなかったでしょう。
※この試験は『HUNTER×HUNTER』でいう所の"表ハンター試験"です。
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