摂南大学PBLプロジェクト『地域を便利にするアプリ開発』のFileMaker講師として授業をしてきました。(PBLについての詳しい解説はブログ下部にあります)
自治体の提供するオープンデータを使って、地域を便利にするアプリ(FileMaker Go)を開発するという企画です。オープンデータとは自由に使えるAEDの位置や人口の統計情報の様なデータです。
前半
1回目の授業ですので、自己紹介から。
学部(色々な学部から受講できる授業なのです)
プログラム経験
得意なアプリ
プログラムの授業でScratchを使っていました。少し課題を見せてもらうと、猫がネズミを追いかけるイメージだったのですが、、、素数を計算するプログラムでした。
その後は市町村の公式アプリを実際に触る課題の感想を共有。最近は様々な自治体が公式アプリを提供して住民サービスを向上しようと努力しているようです。コンテンツとしてはゴミ、子育て、防災あたりが多かったです。また、自治体によっては観光客向けのアプリも存在しました。
後半
FileMakerの授業。寝屋川市のオープンデータを使い
データの変換
レイアウトの作成
ボタンの配置
を行い、FileMaker Go で動作するカスタムAppを作ってもらいました。
簡単にiPhoneで動作するアプリが作れましたので反応は上々でした。やはり、自分の手元で動くものをすぐ作れるというのは良いですね。
この授業の担当教員の久保先生サイドの感想です。
FileMakerのライセンスについて
FileMaker Go を単体で使う場合はライセンス費用はかかりません。オープンデータを組み合わせることで便利なアプリを配布するのに最適なプラットフォームです。
(アプリを作るにはFileMaker Pro Advancedが必要です。)
今回、摂南大学の情報処理室に入っているライセンスは「FileMakerキャンパスプログラム」を使用しています。FileMakerを普及させるために、学生向けに無償提供されるライセンスです。
受講した学生が社会人になった時にFileMakerを使ってくれることを願います。
「PBL」とは
シラバスより授業の概要
【授業概要・ 目的】
地域を便利にするアプリ開発
学生が最新のデータベース技術とアプリケーション構築(携帯アプリ)の技能を身に付ける。そして、大学近隣の市町村に学生が市民 への情報提供の課題を聞き取り、身に付けた情報技術を活かして自治体が公開しているオープンデータを利用したアプリケーションを 開発し、その成果を検証する。
【内容】
自治体が保有するオープンデータを用いて、市民の利便性向上に貢献するアプリケーションを開発する。データベース技術を駆使する ことで開発期間を短縮しつつ、メンテナンス性が高いサービスの提供を目指す。
【方法】
データベースに関する勉強会(土曜日開催)
ヒアリング調査
開発合宿
自治体でのプレゼンテーション などを一連の流れとし、支援協力をいただいた自治体ごとにプロジェクトチームを構成する。
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