FileMaker で作ったファイルの構造をXMLとして保存出来るようなりました。
FileMaker Pro 18 Advanced からXMLを保存するには2つ手段があります。
[名前を付けてXMLとして保存…]スクリプトステップ
メニューバーの[ツール]→[名前を付けてXMLとして保存…]

スクリプトで指定する場合はウインドウ名と保存ファイルパスを指定する必要があります。取り敢えず試したい場合は上記のように書けばOKです。

生成されたXMLの構造
生成されたXMLの構造は下記のようになります。Safariで開くとこの様にタグを折りたたみことが出来ます。レイアウトを含んだ情報を全て確認することが出来ます。

使い所としては、下記のようにテキスト比較ツールを使って編集箇所を確認することが出来ます。下記の例だと、数字が10倍している箇所が20倍になっていたり、スクリプトが追加されています。

データベースデザインレポートとの違い
FileMakerをお使いの方はアレ?と思ったかと思います。既にデータベースデザインレポート(DDR)でXMLとして保存出来るじゃないかと。
しかし、このXMLはDDRのXMLと少し記述が異なります。
数字を10倍してテキストを後ろにつける計算式を例に確認してみます。

「名前をつけてXMLとして保存」のXML
「データベースデザインレポート」のXML
「名前を付けてXMLとして保存」のXMLの方がスッキリしている様に見えます。そして、このXML構文はデフォルトフィールドの設定ファイルと同じXMLとなっています。
そのことから、よりFileMakerの生に近いXMLと言えるでしょう。
このことにより、デフォルトフィールドの設定ファイルを完全に設定できますし、オリジナルのアドオンテーブルを作ることも容易となるでしょう。
別の記事でデフォルトフィールドについても書いてますので、ご興味あればそちらも参照して下さい。
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