※この記事はシリーズです
FileMaker Pro 15では、スクリプトワークスペースの環境設定に機能追加があります。
「新規作成したスクリプトを [スクリプト] メニューにデフォルトで表示」するかどうかの設定箇所です。
<機能説明>
新しい環境設定について説明する前に、この設定がどこに反映されるのか記載しておきます。
[スクリプト]メニューは下図を示します。
作成済のスクリプトを、権限さえ持っていればいつでも実行することができます。
(ショートカットキーは最大で10件まで自動で割り当てられます。)
初期状態ではすべての新規作成したスクリプトがこのメニューに表示されますが、内部的な処理など、メニューに表示したくない状況は少なくありません。
その場合、下図のようにスクリプトワークスペース左端のチェックを外すことで非表示にすることができますが、新規スクリプトを作成するたびに外さなくてはならないため、抜けや手間が発生することが考えられます。
FileMaker Pro 14では、新規スクリプトを作成するとメニューに表示する状態で作成され、設定を変えることはできませんでしたが、今回の機能追加で設定を変更することが可能になったため、必要に応じてユーザ自身でデフォルトを変更することができます。
それでは、新しい環境設定を見てみましょう。
・OS X:FileMaker の[表示]メニューから[スクリプトワークスペース設定]を選択
・Windows:スクリプトワークスペースの[表示]メニューから[環境設定]を選択
※名称が異なりますが、どちらも同じものです。
※以後、画像はOS Xのものを用いて記載します。
新しい環境設定には、[一般タブ]タブが追加されています。
ここで、FileMakerの[スクリプト]メニューにデフォルトで新規スクリプトを表示するかどうかのチェックを付ける(外す)ことができます。
チェックを外した後で新規スクリプトを作成すると、[スクリプト]メニューで表示されるチェックが外れた状態で作成されます。